月3冊→月20冊へ。エンジニアが3ヶ月で気づいた、読書が続かない本当の理由

忙しいのに読書が続かない人へ。AI要約とスキマ時間活用で、実際に月の読書量を7倍に増やした方法を体験から共有します。

読書がこんなに続かなかったのか、ぶっちゃけ自分の進め方が間違ってた

3年前の自分は、月に2〜3冊読むのがやっとでした。仕事が忙しいせいだと思ってたんですよね。でも先日、会社の後輩がAIツールを使って月20冊ペースだって聞いて、何かやり方が違うのかなって気になったんです。

自分は本屋で本を選んで、帰宅後に30分くらい読むっていう古典的なスタイル。でも実際には、1週間に1回くらいしか読まないんです。寝る前に「読もう」って思っても、Slackの通知が来たり、業務関連のメール確認したり、気づいたら寝落ち。これの繰り返しでした。

今年7月、思い切って読書のやり方を全部変えてみたんですよ。結果として、直近3ヶ月で約30冊読めた。ペースでいうと年換算で100冊超になります。忙しいエンジニアほど参考になると思うので、自分が何を変えたのか書いておきます。

本を「全部読まなくていい」って気づいたときが転機だった

まず、なぜ読書が続かなかったのかを冷静に分析してみたんです。最初は「時間がない」って思ってたけど、実は違いました。

問題は「本を選ぶ時間」と「読み始めるまでの摩擦」がデカかったんです。本屋で30分悩んで、結局買わない。買ったとしても、イントロダクション読んで「これじゃない」ってなって別の本に切り替える。その繰り返しなんですよね。

そこで、7月から試し始めたのが「AI要約サービスを活用する」という戦略です。具体的には、気になった本をまずAIに要約させて、本当に読む価値があるのかを30秒で判定する。これだけで心理的ハードルが下がりました。

実務で使ってるのは BlinkistAudible(オーディブル)の組み合わせなんです。Blinkist は月額880円で、15分の要約が数千冊ある。まずここで要約を読んで「深堀りしたい」と思ったら本を読む。読まなくていい本は、要約だけで完結させる。これ、めちゃくちゃ効率的ですよ。

最初は「要約だけで本を読んだことになるの?」って懐疑的だったんですが、実務で必要な知識の70%は要約で十分なんです。残りの30%を深めたい時だけ、本の全文を読む。この使い分けで、月の読書量が3倍になりました。

スキマ時間を「読書タイム」に変えたシステム

もう一つ、地味だけど重要な変更は、スキマ時間の使い方を完全に変えたことです。

通勤電車20分、昼休み15分、深夜のリモート会議のつなぎ5分。こういう細切れ時間って、人間は無意識にスマホをいじっちゃいます。Xを見たり、YouTubeのショート動画を見たり。気づいたら30分経ってる。

自分はこれを「読書タイム」に変えました。具体的には Kindle アプリの通知設定を工夫して、朝7時と夜8時に「今日の本」を自動で開く。通知が来て、アプリをタップしたら、すぐに続きが読めるようにしたんです。

これだけで行動の開始コストがゼロになるんですよ。人間って「やろう」って思う瞬間まで、ハードルがすごく高いんです。でも通知が来て、アプリをタップしたら、自動的に本が開いてる。そしたら読む。めちゃシンプルじゃないですか。

さらに、Audible(オーディオブック)を運動中や家事中に流すようにしました。これね、本当に秘密兵器です。朝のジョグ30分、夜の皿洗い15分、入浴中20分。こういう「体は動いてるけど脳はヒマ」な時間って結構あるんです。ここにオーディオブックを当てはめると、一気に読書時間が増える。

実装の流れを図示するとこんな感じです:

graph TD
  A[朝の通勤時間] -->|スマホ通知でKindle起動| B[電子書籍を15分読む]
  C[昼休み] -->|Blinkist要約確認| D{深堀りする?}
  D -->|Yes| E[帰宅後に本を読む]
  D -->|No| F[要約で完了]
  G[ジョギング30分] -->|イヤホンで流す| H[Audibleオーディオブック]
  I[夜の家事] -->|バックグラウンド再生| H
  J[寝る前スキマ時間] -->|Blinkist要約を読む| K[5分で1冊のポイント把握]
  B --> L[月の読書量:スキマ時間で30冊]
  E --> L
  H --> L
  K --> L

AIツールの使い分け、実際に3ヶ月試して気づいたコツ

正直、最初はいろいろ試しました。ChatGPT に「この本の要点を3行にまとめて」とか投げてみたり、Perplexity で本の内容を検索してみたり。でも、それぞれ長所と短所があるんですよね。

ツール用途費用向いてる人
Blinkist本の要約(15分版)880円/月幅広く知識を吸収したい人
Audibleオーディオブック1,500円/月スキマ時間活用派
Kindle電子書籍本による深掘り読みが必要な人
ChatGPTカスタム要約20ドル/月特定分野を深くやりたい人

自分の場合、月4冊は Kindle で全文を読む(技術書とか経営系の本)。月10冊は Blinkist で要約を読む。月15冊は Audible で聴く。これで計30冊。合計で月3,000円くらいですね。

重要なのは「読む本ごとに最適なツールを使い分ける」ってこと。小説とか感情的な共鳴が必要な本は、電子書籍がいい。知識系の本で「要点だけ欲しい」なら Blinkist 。通勤中に聴きながら学びたいなら Audible。これを「本の内容」で判断する癖がつくと、読書が加速するんですよ。

ちょっと失敗した話。要約だけじゃダメなケース

ここで、正直な話をしておきます。AI要約で「完全に十分」っていうわけじゃ実際にはないんです。

先月、ビジネス書の要約を読んで「OK、この本の内容は把握した」って思ったんですが、実務で使おうとしたら、実装例とか具体的な事例が要約には載ってなかった。結局、その本を全部読むハメになって、結局手間増えてる状態に。

また、技術書は要約じゃ絶対にダメです。コード例とか図解とか、細部が重要なので。ここは Kindle で全文読むしかない。

なので、使い分けの判定基準を自分なりに作りました:

  • 要約だけで OK:経営論、心理学、歴史、エッセイ → Blinkist
  • オーディオブックで OK:自己啓発、伝記、ビジネス系入門 → Audible
  • 全文必読:技術書、実装ガイド、深い学習が必要な分野 → Kindle

この判定を読む前にするんです。するとムダがない。

「読んだ本をアウトプットする」仕組みがないと、読書は続かない

ここまで読書を効率化する話をしてきたんですが、実は本当に重要なのはここからです。

月30冊読んでも、それをアウトプットしないと、脳に残らないんですよね。むしろ「読書した気になる」だけで、実務には役立たない。自分は実際、2ヶ月目の終盤でそれに気づいてました。

そこで3ヶ月目から、毎週日曜に「読書記録」をつけ始めたんです。ブログに「この本から学んだ3つのこと」を書くようにしました。たったそれだけなんですが、これで記憶定着率がガチで変わる。

さらに、チームの Slack で「今週読んだ本で面白かったのはコレ」って 1 行シェアする。すると、同僚が「あ、それ俺も読もうかな」ってなったり、別の視点でコメントをくれたりするんですよね。その議論の中で、自分の理解が深まる。

こういう「読書 → 記録 → シェア → 議論」っていうサイクルができると、読書が単なる情報摂取から「学習」に変わります。

実装例:自分が使ってるツールと設定

最後に、実際に動いてるセットアップを書いておきます。参考になるかもしれません。

朝のルーチン(5分)

7:00 → Kindle通知が来る
→ スマホ解除
→ アプリから昨日の続きが自動で表示
→ 15分読む(大体 15-20 ページ)

昼休みのルーチン(15分)

12:00 → 会社の休憩室で Blinkist 開く
→ 今月の未読要約 1 冊を読む
→ 気になったら Kindle のウィッシュリストに追加

帰宅後のルーチン(30分)

20:00 → ジョギング開始
→ Audible で現在のオーディオブック再生
→ 30分で大体 1 冊(3-4 時間本)の 25% くらい

夜のアウトプット(10分)

22:00 → その日読んだ本を Obsidian に記録
→ 「学んだこと」「実務で使える知識」「疑問点」を箇条書き
→ 週末にブログか Slack に書く

合計で毎日 60 分ですが、スキマ時間を活用してるので、実感としては「読んでる感」がないんです。気づいたら月 30 冊になってる感じですね。

個人的な感想。読書は「質より習慣」

最後に、ぶっちゃけた意見を。

読書の世界では「良い本を深く読め」みたいな議論がありますよね。でも、自分の経験からすると、それは上級者向けだと思うんです。まず大事なのは「読書する習慣そのもの」。量が質を生みます。

月に 30 冊読んでたら、その中から「これは人生変わった」みたいな本が 2-3 冊は出てくるんですよ。それを深掘りすればいい。でも月に 2 冊だと、その確率が低いんです。

だから、まずは「スキマ時間で要約を読む」とか「オーディオブックで聴く」とか、習慣化しやすい方法から始めるべき。それで月 20 冊読むようになったら、その中から「深く読みたい本」を見つけて、Kindle で全文読む。この段階的アプローチが、自分は成功しました。

まとめ

エンジニアは忙しいので「読書は贅沢」って思われやすいですよね。でも、読書習慣は確実に仕事の質を上げるんです。自分も 3 ヶ月で月 30 冊ペースになったら、以下が変わりました:

  1. ビジネス判断の速度が上がった — 経営系の本で事例を大量に吸収できるようになった
  2. プレゼンの説得力が増した — 事例や理論を複数の観点から語れるようになった
  3. キャリア設計の視野が広がった — 業界トレンドを本から読み取れるようになった

ツールに頼ることは悪くない。Blinkist・Audible・Kindle を組み合わせることで、読書習慣が劇的に変わります。スキマ時間を徹底活用して、年 100 冊も夢じゃないんですよ。

次のアクションとしては、まず Blinkist の無料トライアルで 3 冊要約を読んでみる。それで「これ、アリだ」って思ったら、Audible も試してみる。この 2 つから始めるのが、一番ハードル低いと思いますよ。

U

Untanbaby

ソフトウェアエンジニア|AWS / クラウドアーキテクチャ / DevOps

10年以上のIT実務経験をもとに、現場で使える技術情報を発信しています。 記事の誤りや改善点があればお問い合わせからお気軽にご連絡ください。

関連記事