AWS認定3つ取って気づいた、独学で最短合格する本当の勉強法【2026年版】
SAAで2回落ちた経験あります。模擬試験だけで受かると思ってた私が、SAA・DVA・SAPと3つ取得できた理由を正直に書きました。2026年の試験はAI系が激増してて、昔の対策本はもう通用しません。
AWS認定資格を3つ取得して気づいた、独学で最短合格する本当の勉強法【2026年版】
先日、AWS Solutions Architect Professional(SAP)に合格して、改めてSAA・DVA・SAPの3試験を振り返る機会があった。正直に言うと、最初のSAAは2回落ちてる。模擬試験だけやれば受かるという甘い認識のまま臨んで、893点必要なところを780点で不合格。あの絶望感は今でも覚えてる。
2026年時点でAWS認定試験は大きく変わっていて、AIサービス関連の設問がかなり増えた。Bedrock・SageMaker・Kendra・Q Developerあたりが頻出になっている。加えて試験形式も一部刷新されていて、「試験対策本の内容をそのまま覚えれば受かる」時代はほぼ終わった感がある。
個人的に一番きつかったのは、勉強の方向性を間違えたまま時間を溶かしたこと。資格本を1冊買う前に、このあたりを知っておいてほしい。
2026年の試験傾向、正直これが全然違う
2025〜2026年にかけてAWS認定試験はシラバスが改定されていて、旧来の設問パターンと変わってきた部分がある。特に実感したのは以下の3点だ。
1. AI/MLサービスの比重が大幅増加
以前は「SageMakerの概要を知っていれば十分」くらいだったが、今はBedrockのナレッジベース構成、Bedrock Agentsの設計パターン、SageMaker Pipelinesのユースケース選定まで出る。Amazon Q DeveloperをAWSチームに導入して6ヶ月振り返った記事でも触れたが、Q Developerのセキュリティ機能についても設問に含まれるようになってきた。
2. Well-Architectedフレームワークの深堀り
「この構成はコスト最適化の観点で正しいか?」「信頼性ピラーの観点で何が足りないか?」という実務直結の問われ方になってきた。暗記じゃなくて「思考パターン」を身につけないと解けない設問が増えてる。
3. マルチアカウント・ガバナンス関連
Organizations・SCP・Control Towerが頻出。マルチアカウント戦略を普段から意識してないと、選択肢の違いが分からなくて詰む。
pie title AWS SAP 2026 出題比率(体感)
"設計・アーキテクチャ" : 35
"AI/MLサービス" : 20
"コスト最適化" : 15
"セキュリティ・コンプライアンス" : 20
"移行・ハイブリッド" : 10
これはあくまで体感値だけど、AI関連が20%というのは2〜3年前と比べてかなり高い。この比率を把握しておくだけで学習時間の配分が変わってくる。逆に言うと、ここを無視して旧来の範囲だけ勉強するのは、試験全体の5分の1を捨てに行くようなものだ。
試験レベル別のリアルな学習時間と難易度
「SAAは100時間で受かる」とか書いてある記事があるけど、実務経験によって全然違う。僕が見てきたケースと自分の経験をもとに整理した。
| 試験 | 合格スコア | 実務経験なし | AWS実務1〜2年 | AWS実務3年以上 |
|---|---|---|---|---|
| Cloud Practitioner (CLF) | 700点 | 40〜60時間 | 20〜30時間 | 10〜15時間 |
| Solutions Architect Associate (SAA) | 720点 | 150〜200時間 | 80〜120時間 | 40〜60時間 |
| Developer Associate (DVA) | 720点 | 120〜160時間 | 60〜100時間 | 30〜50時間 |
| SysOps Administrator Associate (SOA) | 720点 | 150〜200時間 | 80〜120時間 | 50〜70時間 |
| Solutions Architect Professional (SAP) | 750点 | 300〜400時間 | 150〜220時間 | 100〜150時間 |
| DevOps Engineer Professional (DOP) | 750点 | 250〜350時間 | 130〜200時間 | 80〜120時間 |
正直まだ全パターン検証したわけじゃないけど、「実務経験3年以上でもSAPは100時間以上かかる」というのはほぼ間違いない。僕自身は130時間くらいかかった。
Professional試験は特に「複数の正解に見える選択肢の中から最も最適なものを選ぶ」という問われ方が多くて、知識量よりも設計思想の理解が求められる。知識を詰め込んでも、それだけでは受からないのがProfessionalのしんどいところだと思う。
僕が実際に使った学習リソース、正直な評価
Udemy の AWS コース(断然これが最強)
Stephane Maarek 氏のコースを3試験とも使った。2026年現在もアップデートが続いていて、BedrockやQ Developerのセクションも追加されている。セール時(だいたい1,500〜2,000円)を狙えばコスパは最高。地味にセクションごとのクイズが充実していて、動画を見ながら理解度を確認できるのが助かった。
実際のSAP学習ログはこんな感じだった。
実際の学習ログ(SAP 受験時)
┌─────────────────────────────────────┐
│ Udemyコース視聴: 45時間 │
│ AWS公式ドキュメント: 30時間 │
│ Tutorials Dojo模擬試験:20時間 │
│ 自作ハンズオン環境: 25時間 │
│ 直前の弱点補強: 10時間 │
│ 合計: 130時間 │
└─────────────────────────────────────┘
Tutorials Dojo(模擬試験はここ一択)
日本語の模擬試験サービスより断然クオリティが高い。解説が「なぜこの選択肢が正解でほかが不正解か」まで丁寧に書いてあって、これを読み込むだけで理解が深まる。個人的には、ここの解説を読む時間が一番学習効率が高かったと思ってる。
SAP受験前に模擬試験を5セット(各75問)やって、平均75%以上になるまで繰り返した。最初の1回目が58%だったので、そこから15%以上改善した計算になる。
AWS公式ドキュメントとBlackbelt資料
BlackbeltはYouTubeで公開されているAWS公式の技術解説資料で、日本語で読める。頻出サービス(EC2・S3・RDS・Lambda・EKS・Bedrock)については必ず一通り確認した。「試験対策本に書いてないことが出た」ときに公式ドキュメントを読む習慣があると強い。これは実務でも同じで、一次情報に当たる癖をつけておくと後々ずっと役に立つ。
ハンズオン環境(意外とここが差をつける)
模擬試験だけやっていると「知ってるけど実感がない」状態になる。実際にコンソールを触って「あ、これがあのときの設問か」と繋がると記憶の定着が全然違う。無料枠の範囲でかなりのことができるので、手を動かす時間は惜しまないほうがいい。
学習記録はこんなスクリプトで管理してた。地味に便利だったので貼っておく。
# 学習管理スクリプト(実際に使ってた)
import datetime
import json
LEARNING_LOG_FILE = "aws_study_log.json"
def log_study_session(topic: str, hours: float, memo: str = ""):
"""学習セッションを記録する"""
try:
with open(LEARNING_LOG_FILE, "r") as f:
logs = json.load(f)
except FileNotFoundError:
logs = []
session = {
"date": datetime.date.today().isoformat(),
"topic": topic,
"hours": hours,
"memo": memo,
"cumulative_hours": sum(l["hours"] for l in logs) + hours
}
logs.append(session)
with open(LEARNING_LOG_FILE, "w") as f:
json.dump(logs, f, ensure_ascii=False, indent=2)
print(f"記録完了: {topic} | {hours}時間 | 累計: {session['cumulative_hours']}時間")
return session
def get_weekly_summary():
"""今週の学習サマリーを返す"""
try:
with open(LEARNING_LOG_FILE, "r") as f:
logs = json.load(f)
except FileNotFoundError:
return {"total_hours": 0, "sessions": 0}
today = datetime.date.today()
week_start = today - datetime.timedelta(days=today.weekday())
weekly_logs = [
l for l in logs
if datetime.date.fromisoformat(l["date"]) >= week_start
]
return {
"total_hours": sum(l["hours"] for l in weekly_logs),
"sessions": len(weekly_logs),
"topics": [l["topic"] for l in weekly_logs]
}
# 使い方
log_study_session("S3 暗号化・レプリケーション", 1.5, "クロスリージョンレプリケーションの設定条件を整理")
log_study_session("Bedrock 基礎", 2.0, "Knowledge Bases とAgentsの違いを理解")
print(get_weekly_summary())
「累計時間が可視化される」というのが継続のモチベーションになった。Notionやスプレッドシートで管理してる人も多いと思うけど、数字が積み上がっていくのを見ると「今日もやるか」という気持ちになれる。
3〜4ヶ月で合格するスケジュール設計
SAA受験を例に、平日2時間・週末4時間確保できる前提でのスケジュールを書く。
flowchart TD
A[Week 1-2: 全体把握] --> B[Week 3-6: サービス別学習]
B --> C[Week 7-10: 模擬試験・弱点補強]
C --> D[Week 11-12: 直前対策]
D --> E[受験]
A --> A1[Udemyコース視聴 \n コアサービス概要把握]
B --> B1[コンピューティング系 \n ストレージ系 \n ネットワーク系 \n データベース系]
C --> C1[模擬試験1回目 \n 弱点トピック深掘り \n 模擬試験2〜3回目]
D --> D1[模擬試験4〜5回目 \n 公式問題集 \n 直前暗記事項確認]
Week 1〜2(全体把握フェーズ)
Udemyの動画を倍速で流し見して「AWSってこういうサービスがあるんだ」という地図を作る。細かい仕様はこの段階で覚えようとしなくていい。ここで完璧に理解しようとして沼にはまるのが、脱落パターンの典型だった。
Week 3〜6(サービス別学習フェーズ)
各サービスをBlackbelt・Udemyで深掘りしながら、実際にAWSコンソールで動かす。無料枠の範囲でかなりのことができるので、ここは惜しまずに手を動かす。「見るだけ」と「触った」では記憶の残り方が全然違う。
Week 7〜10(模擬試験フェーズ)
Tutorials Dojoの模擬試験を週1〜2セット。採点よりも解説を読む時間を大事にする。間違えた問題には必ずメモを残して、次の模擬試験の前に見直す。このフェーズをサボるとスコアが伸びないまま受験日を迎える羽目になる。
Week 11〜12(直前対策フェーズ)
弱点分野の重点補強と、試験特有の「罠の選択肢」パターンに慣れる。「コスト最適化」と「パフォーマンス最適化」どちらを問われているかで答えが変わる設問が多いので、設問文の読み方を鍛える。
学習の進捗を可視化すると、モチベーション維持に効果的だった。
xychart-beta
title "SAP学習の模擬試験スコア推移(実績)"
x-axis ["1回目", "2回目", "3回目", "4回目", "5回目", "本番"]
y-axis "スコア(%)" 40 --> 95
line [58, 64, 70, 74, 78, 82]
bar [58, 64, 70, 74, 78, 82]
最初の模擬試験が58%でも落ち込まなくていい。僕もそうだったし、後輩でSAP合格したメンバーも1回目は55〜65%くらいだった。重要なのは毎回何点で終わったかより、どこで間違えたかを把握することだった。
試験当日にやってよかったこと・やらかしたこと
やってよかったこと
試験会場に30分前に着いて、頭を落ち着けてから臨んだ。Professional試験は75問を180分で解くので、1問あたり約2.4分。最初から時間を意識しながら解かないと後半に焦る。
「わからない問題は飛ばしてフラグ立てる」という鉄則を徹底した。SAPは設問文自体が長くて、1問読むだけで3〜4分かかることもある。悩みすぎて時間切れが一番怖い。
やらかしたこと(初回不合格のSAA)
模擬試験を2セットしかやらなかった。「ある程度知識がついたから受かるだろう」という根拠のない自信が命取りだった。Tutorials Dojoの模擬試験で75%以上が安定して出るまでは受験しない、というのを後から決めた。反省するにしても、受験料を無駄にした上での反省なのでかなり痛い。
あと「日本語の試験を選んだけど翻訳が怪しくてわからなくなった」というのも後輩から聞く話だ。2026年現在、日本語訳の品質は改善されてきてはいるものの、怪しいと感じたら英語設問に切り替えられるので活用したほうがいい。
よく聞かれる疑問に正直に答える
「CLFは飛ばしてSAAから受けてもいい?」
AWS実務経験が1年以上あれば全然OK。CLFは入門資格なので、実務経験者がわざわざ受けるコスパは正直微妙。ただ「AWS初めて触ります」という人はCLFで全体像を掴んでからSAAに進んだほうがスムーズだと思う。
「Associate取ってからProfessionalまでどのくらい空ける?」
個人的には1年以上実務でAWSを触ってからがベスト。SAP/DOPはアーキテクチャ設計の「実務上の判断」を問われる設問が多くて、実際にトラブルシューティングした経験がないと選択肢の重みが分からない。IT資格ロードマップ2026年版の記事も参考になると思う。
「試験に出るサービス、全部覚えないといけない?」
全部は無理だし必要ない。頻出サービスをリストアップして、優先度をつけて学習するのが現実的だ。SAP受験時に自分がまとめた頻出サービスはこんな感じ。
[SAP 頻出サービスランキング]
★★★ 必須: EC2, S3, RDS/Aurora, Lambda, VPC, IAM, CloudFormation/CDK,
ECS/EKS, CloudFront, Route53, SQS/SNS, DynamoDB
★★☆ 重要: Bedrock, SageMaker, Kinesis, Glue, Athena, Organizations,
Control Tower, Direct Connect, Transit Gateway, WAF/Shield
★☆☆ 出る: Macie, GuardDuty, Inspector, Config, CloudTrail, Service Catalog,
Step Functions, EventBridge, AppSync
★★★のサービスを完璧に理解していれば、試験の60〜70%はカバーできる感覚がある。残りの30〜40%は★★☆と★☆☆から出るので、ここの優先度をどうつけるかが点数の分かれ目になる。全部を均等に勉強しようとすると時間がいくらあっても足りないので、割り切りが大事だ。
IT資格学習の効率化についてのAI×スペース学習法の記事でも触れているけど、エビングハウスの忘却曲線を意識した復習スケジュールを組むと、同じ時間でも定着率が全然違う。
まとめ
3つのAWS認定試験を通じて、そしてチームメンバーの学習支援を重ねてきた中で、「本当に効く勉強法」が少しずつ見えてきた。一言でまとめると「模擬試験の解説を読む時間を最大化して、手を動かす時間を削らない」これに尽きると思ってる。
要点3つ
- 2026年は AI/MLサービス(Bedrock・SageMaker・Q Developer)の配点が増えている。旧来の試験対策本だけでは対応しきれないので、最新のBlackbelt資料と組み合わせて学習する
- 模擬試験はTutorials Dojo一択で、スコアより解説を読む時間を大切に。75%安定するまで受験しないのが最短合格への近道
- ハンズオンで実際に触る時間を惜しまない。「知識として知っている」と「設計上の判断ができる」は全然違う
次のアクション
- まだCLFもSAAも受けていない人:Udemyのセールを待ってStephane Maarekのコースを買う(今すぐUdemy開いてウィッシュリストに入れるだけでもいい)
- SAA合格済みでProfessionalを狙っている人:Tutorials Dojoの模擬試験を1回やってみて、現状のスコアを把握する
- 学習が続かない人:3つの資格を効率的に取得した私が実践する学習法の記事も読んでみてほしい
皆さんはどんな方法でAWS資格の勉強してますか?特に「これは効果なかった」という経験もあれば聞いてみたい。失敗談ほど参考になることが多いので。